ベトナムのプロテスタント教会の現状

現時点においてはベトナムの信教の自由および集会の自由は限定的です。

 

例えば国際教会の中には政府に認可された公認教会もありますが、そのライセンス取得には

相当な年数が掛かる事、申請プロセスが明確でない事、また、場所の移動の自由がない事などの

多くの制約があります。

 

それがゆえに無認可で“集会”を行うか公認教会の傘下に入るかですが、

前者を選ぶと、参加者が20名を越えると法的には政府に対して“集会”の届出義務が発生します。

その時に合法的に集まる事ができなくなってしまいます。

 

ベトナム人のプロテスタント教会は南北それぞれに1つずつ公認された

大きな福音主義の教会がありますが、それ以外の大多数は無認可教会であろうと思われています。

いろいろな統計に出ているプロテスタント教会の信者数は、公認教会のみのものです。

(無認可教会、いわゆる地下教会の信徒数を政府が把握する事はできませんので。)

 

昨年12月にハノイで開催されたフランクリン・グラハム宣教大会の大きさから判断すると、

私たちを支援してくださるベトナム人の教団のような大規模な無認可教会・教団はいくつかあって

その信徒数は、公認教会をはるかにしのぐであろうと思っています。

 

“限定的な自由”の中で、彼らは、火のように熱い信仰を持って拡大し続けていっています。

 

 

                                                     私たちのビジョン

私たちの活動は2000年代に10年間ホーチミン市にいらっしゃった

日本人宣教師ご夫妻の活動の流れの上に立っています。

 

送付する三浦綾子さんの小説2冊も故三浦光世氏のご承認を得て

日本人宣教師ご夫妻がベトナム語に翻訳したものです。

 

また資料集の中にあるベトナム語によるマルコの福音書とヨハネの福音書の

学びの資料もご夫妻が独力で作成しました。

 

現在というのは過去から未来への時間の流れの一時点です。

 

私たちは過去にビジョンを持って始められた流れを途切れさせる事なく、

この地で次の世代に渡していきたいと思っています。

 

日本で信仰を得てベトナムに帰国するベトナム人留学生と技能実習生の重要性を

ご理解いただけるでしょうか?

 

彼らは私たちの友となり、同労者になり、日本の教会との架け橋になるはずです。

 

そして私たち活動の次の世代への継承者になるのです。

 

例えば、彼らが三浦綾子さんの小説をベトナム語に翻訳して、出版したら、

ベトナム社会にどれほどの影響を与えるでしょうか?思っただけでうれしくなります。

 

戦後すぐに日本に来た外国人宣教師たちは様々な分野で働き、

そして私たちの祖父母や父母の世代がそれを見事に継承しました。

 

今は“限定的な自由”の中なのですが、私たちも、みこころであれば、

ベトナムでも同じ事が実現すると信じています。